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山猫軒で、まったりした後、先日見た、上谷の大楠を見に行く事にした。
時刻は午後2時をまわり、わたし的には好きな時間になりつつある。
一日のうちで好きな時刻が何度かある。日の出や夕映えの時は、ドラマチックでもちろん好きだけれど、午後の少し日が傾きだした時間のけだるさと長閑さが好きだった。

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越生は梅の里、川沿いの細い路地は、梅の花が咲き続き、暖かな午後の陽射しを受けて仄かに香り立つようだ。

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上品でシックな色合いの淡いピンクの梅の花が、とても綺麗だった。
青空に映えて、なお美しく…

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竹の緑に、日本画的情緒…

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古りし枝にも春はめぐりて…

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最勝寺という、梅の花が咲き乱れるお寺があったので、ちょっと寄り道。

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山門のお地蔵さんの横顔も、午後の陽射しに温もっているみたい。

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お寺の屋根にかかる紅梅が見事な枝ぶりだ。

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おみくじを引いてみたら、吉だった。待ち人、来る…(^^♪
梅の小枝に結んで…

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しあわせの春を重ねよう…

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午後の陽射しが振り注ぐ、こんな光に満ちた時間が好き…

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紅梅の花も燃ゆるように…

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愛らしい、花かんざし…

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ちいさな一枝の春…

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ちょっとのつもりがあまりに梅が綺麗だったので、つい、長居をしてしまった(^_^;)
さぁ、急いで楠が佇む丘を目指そう。

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この繁りがそのまんま一本の巨樹なのだった。

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やっぱり凄い迫力だった。

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見上げた梢の遥か高いところに、緑の葉がそよいでいた。

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辺りは、何か張り詰めたような空間が広がっていた。
わたしは、そっと目を閉じ、耳を澄ませた。

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梢を渡る風の音が聞こえた。
さらさらと木の葉を揺する音… そよそよと、木の葉を渡る音…

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巨樹の上を渡る風は凄く高いところから聞こえてきていることにいまさらながら気付いた。
遠い遥かな昔から吹いていた風、きっと、いにしえの人々も、この風音を聞いていた事だろう。

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わたしは、巨樹の言葉を聞いたような気がして嬉しくなった。
そして、過ぎし日の事に想いを馳せた。
このところ、枯れ葉の森を歩いていたから、こんな風な葉ずれの音を久しぶりに聞いた。
巨樹を訪ね歩いた夏の日の、緑の森の滴りを思い出していた。

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大楠を後に、土手を下りて行く。土手には一面水仙の花が咲いていた。

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さぁ、そろそろ帰ろうか?
峠に差し掛かると、木々の向こうに、暮れてゆく空が広がった。
柔らかな、穏やかな色合い…こんな空の色が好き。

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ほんのり、暮れ色…って、あなたが言った言葉だったわ。
一日の終わりに、こんな空に出逢えたなら素敵。
薄紫の暮れ色に想いを重ねよう…

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2009.02.24 Tue l 里山 l COM(2) TB(0) l top ▲
前回もお知らせいたしましたが、こいちゃんとのコラボレーションで製作した写真絵本の
“尾瀬散歩 トンボ物語”が、完成いたしました。

美しい尾瀬に生まれたトンボの兄弟の、ちいさくて、おおきな冒険物語です。
そして、健気な命の物語を描いてみたいと思いました。
拙い物語に、こいちゃんが、美しい写真と素晴らしいアイデアと想像力を駆使して、美しい写真絵本に仕上げてくださいました。
こんなにも心を込めて取り組んでくださったこいちゃんに感謝の気持ちでいっぱいです。

今まで、お読みくださった方も、こいちゃんのお力で命を吹き込まれたトンボ物語を、1章から、6章まで、通して読んでいただけると嬉しいです。

よろしかったら、こちらのURLからどうぞ。 “尾瀬散歩 トンボ物語”

2009.02.21 Sat l 日々の想い l COM(2) TB(0) l top ▲
何とか道も間違えず、山猫亭へと辿り着きました。
森の中に、ぽっかりと、まるで童話の世界から抜け出したようなレストランが現れる。それが山猫亭だ。

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屋根のオブジェもそのままに。
チムチムニーチムチムニーチムチーチェリー♪わたしは煙突そうじやさん♪
なんて歌いたくなるような、かわいいオブジェが迎えてくれる。煙突からは煙が立ち昇り今日も薪ストーブが焚かれているらしい。

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素敵な門をくぐると、物語の世界が始まる。

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今日は、ワンコが眠っている。

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窓辺のシクラメンに、ちょうど陽射しが当たって、紅く輝いていた。

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綺麗!思わずカメラを向けた。

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山猫の扉が笑って迎えてくれた。

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靴を脱いで、そっとドアを押し開けると、ログハウスの内部は、暖かな光が満ち溢れ、何とも素敵な空間が広がり、この前、訪れた時の感動が蘇ってきた。

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玄関には、ネコの絵が…今日の絵本作家、三浦幸子さんの原画。

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1月にわたしたちが導かれるように座ったテーブルの上に飾られた花も春の花。

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マスターの南さんが、優しい笑顔で、『こちらから、順路になっておりますのでごゆっくりご覧になってください。』と、案内してくださった。
わたしは、「絵の写真を撮ってもよろしいでしょうか?」と、伺ってみた。
マスターは、『どうぞ、全く構いませんよ。』と、言って下さった。プロのカメラマンでもあるご主人の、やさしい取り計らいに、わたしは感謝した。

柱時計に、お洒落な帽子…なんだか賢治の世界。

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“注文の多い料理店”の絵本の原画

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絵画の額のガラスに店内が映りこんで、ちょっと素敵。

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この黒猫の絵が、妙にリアルで、思わず見入ってしまった。
まるで絵の中から、じーっと見つめていそうなほど、その眼差しが不思議な光を放っていた。

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曇りガラス越しに、陽射しが差し込み、木の床の上に零れていた。

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白いカスミソウを差した青い花瓶が透けて、そこだけ海の底のように、神秘的な色。

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ピアノの上にも春の陽射し…ここで、ピアノコンサートが聴けたら最高だろうなぁ。

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賢治の肉筆の雨にも負けずの詩

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とてもインパクトのある写真だった。有名なチェロ奏者だろうか?

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かわいい、ネコのぬいぐるみたち。ユーモラスな顔に癒されるなぁ。

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窓辺の水仙の花の清楚さに、思わず足が止まった。

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優しい香りが辺りを仄かに包んでいた。

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窓辺に置かれたサイネリアの花は、わたしも春になると花屋さんで買い求める花。
さりげないけれど、美しい花。

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先ほど外から見たシクラメンの花

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シクラメンの花越しの世界

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ちいさな、賢治文庫

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窓辺の空間

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ネコの絵画と、双眼鏡

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この席に決めた♪

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山猫亭のメニュー

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特製ピザと古代米カレーをいただきました。
美味しかった~(*^_^*)

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ジャズを聴きながら、心地よい世界で、30分ほど本を読んで過ごした。
何だか、凄く、ゆったりした時間が流れていたのだった。

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名残惜しいけれど、お店を後にして、外へ出た。
少し傾き始めた陽射しの中、上谷のオオクスを訪ねることにした。
続きは、風を聞きながらへ(*^_^*)

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2009.02.17 Tue l 里山 l COM(2) TB(0) l top ▲
一月に、ホームページのお仲間と行った(薪ストーブ新年会)越生の里山は、わたしの住む町から意外と近いことが判った。
何をいまさら?と、他の人なら思われると思う。でも、車を運転できないわたしには、近くて遠い街だと思っていたのだ。
だって、電車を乗り継いでいくと1時間30分もかかるんだもの。(笑)
ところが、先日のオフ会で行った顔振り峠は、わたしが馴染みの奥武蔵野グリーンラインの一角だった。ということは…名栗から正丸峠を越え狩場坂峠を越えれば行けるって言う事。
奥武蔵野山の向こうは比企の山が繋がっていた事に、いまさらながら気付いたのだった。
まぁ、自転車では、わたしにはちょっと無理だけれど、車なら、何だか行けそうな気がする~(笑)という事になったのだった。

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宮沢賢治の絵本の原画展が開催されている山猫亭まで、小さな冒険の旅が始まった。
急坂の正丸峠を越え、高麗川源流の地へと着いた。

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更に急坂を登りきると、見晴らしの良い狩場坂峠に着く。

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立派な桜の木があった。花の時季にも来て見たいな。

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地図を見ると、この先の道をなおも行けば越生に着くみたい。

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この辺りには、椚平という、巨樹エリアがあるらしい。何だか日原の楢平みたいで、凄く興味がわいた。
日原と違って、かなり整備されているみたいで、①~⑪まで、順番に巨樹が回れるらしい。
特に、姥樫は、かなりの迫力の巨樹らしい。いつかきっと、逢いに行ってみようと思う。
椚平の入り口には、結構太いミズナラの巨木が鎮座していた。

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しばらく行くと、“ふうりんつつじ”という巨樹へ行く案内板が出ていたので、ちょっと寄り道をしてみた。
20分ほど歩いて辿り着いた、“ふうりんつつじ”とは、シロヤシオの事だった。
奥多摩御嶽山にも、大きなシロヤシオの樹があったけれど、こちらの方が少し樹高が高いかもしれない。

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斜面に立つ姿は、ほっそりとしているが、空へと伸ばした幹はたくさんの枝を付けていた。
きっと、晩春には美しく清楚な純白に花をたくさん咲かせてくれるに違いない。
花の頃にも見てみたいと思った。

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樹齢とかは判らないが、その幹の節くれだった様子から見ても、相当古い樹なのだと思う。
かなり傷みが出ている様だけれど、今年も元気に花を咲かせて欲しいと思った。

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顔振り峠まで行かないうちに、山猫軒への看板が出ていた。
やった!先日来たコースに合流したようだった。そのまま、綴れ降りの山道を降りてゆくと、美しい渓流が森の中を流れていた。先日は、雪模様だったせいもあって、渓流がこんなに美しかった事に気付かなかったのだ。
やがて、薪ストーブの喫茶店、“月木舎”脇を通過した。やはり人気のお店なのだろう、何人もの人が訪れてお店の前で並んでいた。今日のところは、ここはパスして、山猫亭へと向かった。
由緒ありそうな、龍安寺という山寺の前を抜けて、道は小さな山里へと向かう。

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梅の花が咲き乱れ、暖かな光が満ち溢れた長閑な山村風景が広がっていた。
先日から、まだ一ヶ月も経っていないのに、春爛漫の姿が見れるなんて思ってもいなかった。

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小川の水の清らかさ、苔むした岩が点在し、そこを浅いせせらぎが流れていく。
なんだか、その石の配置が石庭のように趣があっていいなぁ。

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まだ蕾の梅の枝が、いまにもほころびそうなほど膨らんで、暖かそうな枝の繁りに春がまどろんでいるみたい。

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古びた木の橋があって、そのたもとに、枝垂れかかるように枝を伸ばした白梅の古木があった。
その風景が、なんとも懐かしさ溢れ、思わずうっとりと眺めてしまった。

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隣接する奥武蔵や、奥多摩の山村風景とは、似通っていながらどこか違う長閑さだった。
それぞれには、それぞれの良さがあって、その風土というものを醸し出しているのかもしれない。

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あまりの暖かさに、越冬明けのアカタテハや、キチョウやテングチョウが、姿を現していた。
石の上で翅を広げて日向ぼっこをしたり、つがいになって、くるくると絡み合いながら空へと昇っていったり、里はすっかり春爛漫だった。

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ボケの花芽も膨らんできた。尖った棘さえ、春の色。

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畑には菜の花や、福寿草の輝くような黄色い花が、春を謳っていた。

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ああ、なんて素敵なところかしら。わたしは、すっかりこの土地が好きになってしまった。
わたしが、今日、ここに来ている事を知ったら、地元のMさんや、Tさんは、びっくりするだろうなぁ(笑)

続きは、山猫亭へ再び へ、綴ります~♪
2009.02.15 Sun l 里山 l COM(0) TB(0) l top ▲
君がため 春の野に出でて 若菜つむ
            我が衣手に雪は降りつつ       光孝天皇

百人一首の有名な歌…浪漫を感じる素敵な歌で、とても好きな歌です。
淡雪は降りませんでしたけれど、この日の野は、春の光りに満ち溢れていました。
ぼんやりと霧が立ち上り、春霞のような山際。

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幻想的な風景が柔らかなぬくもりに変わる。

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刈り取られた稲が残る田んぼに降り注ぐ春の日差し。

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田んぼの中に小さな塚があり、そこに一本の梅の老木がある。
この季節は、いつも気になって、毎年カメラを向けている。
今日は、靄が立ち込めて、光の具合が良い感じ。

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根元に奉られた小さな祠も、なんとなく気になる。きっといわれがあるんだろうな・・・

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民家の白梅が見事に満開。

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畑の紅梅も綺麗。

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朝露を宿したクロッカスの花も咲き出した。

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かわいいなぁ…春を告げる元気なレモンイエロー

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川岸の梅の木に、ちょうど朝陽が差し込んで、雨の雫と一緒に輝きだした。

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その匂い立つような美しさにうっとり…

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花びらが陽射しに透けて、なんて上品な色なんでしょう。

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霞がかかって、より柔らかに

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青空に、清楚な白い花びらが、溶けてしまいそう…

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レンズが曇ってしまったせいで、こんな風な、ソフトフォーカスになったのでした^^;

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光の川が、まぶしくて・・・

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紅梅のピンク色は、元気いっぱいに、春を謳って…

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一輪に、そこはかとなく、春のぬくもりと、匂いと、優しさと…

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紅梅越しの白梅は夢の世界

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野辺には、淡い色を滲ませて、柔らかに芽吹いたホトケノザ。

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小さな空色を、こぼしたようなオオイヌノフグリ(星の瞳)

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枯れ色のなかに、みどりぐむ、春の野の花のなんといとおしい…
そして、わたしは、この歌を思ったのでした。

君がため 春の野に出でて 若菜つむ
            我が衣手に雪は降りつつ       光孝天皇


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2009.02.15 Sun l 未分類 l COM(0) TB(0) l top ▲
早春賦

春は名のみの 風の寒さや
谷のうぐいす 歌は思えど
時にあらずと 声もたてず
時にあらずと 声もたてず

早春の頃になると、ふっと、こんな歌を思い出してしまうのは、春を心待ちにする想いからだろう。
まだ、枯れ色の野や山に、降り注ぐ陽射しの中に、どことなく春めいた光を感じて嬉しくなる。
四季のある日本に生まれて良かったと、つくづく感じる瞬間でもある。
だけど、今年は、いっきに春が来てしまったようで、この早春賦の想いに浸っている暇はなかったかもしれない…
これも、温暖化ゆえのことかも…何かが少しづつ狂い初めているような不安は否めないけれど、それでも、春の訪れは嬉しいものだと思う。

2月14日、夜来の雨が上がって、木々の枝に雨の雫がたくさん残っている早朝、虹が架かった。
昇ってきた朝日が、まだ遠くで降っている霧雨を照らして、きっと虹が生まれたのだろう。
わたしは、慌ててカメラを持って庭に飛び出した。
ちょうど、奥多摩の大岳山の方向だから、なにも障害物がなかったなら、いい絵になったに違いなかったけれど、あいにく大きな老人ホームの建物が視界をさえぎっていた。

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すぐに消えてしまうのかと思ったけれど、結構長い間出ていて、最初はどんよりした空に架かっていたけれど、だんだんと青空が広がって美しい虹の架け橋になった。

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だんだんと薄れていく虹を見ながら、BEGIN の歌を思い出していた。

         灯り/ BIGIN

   空が泣いてくれるなら 星が嘘をついてくれたら
   ああ僕は冬に終わりを告げる 君の花になりたい

   風が叱ってくれるなら 砂が過ち書いてくれたら
   ああ僕は朝焼けに輪を描く 君の虹になりたい

灯り/BIGIN→クリックしてください。歌が聞けます。(*^_^*)

何枚かシャッターを切るうちに、鳥が横切った瞬間があった。
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青空に、架かった虹は、本当に綺麗でとても幸せな気分になった。
そして、何か良いことが起こりそうな予感がした。わたしは、急いで家事を済ませ出かけることにした。
さあ、どんな春が見つかるでしょうか?次の日記へどうぞ(*^_^*)
2009.02.14 Sat l 里山 l COM(0) TB(0) l top ▲
冬からずっと奥多摩の森を歩いていると、少しづつ季節が動いている事が分かる。
まだ、枯れ色の森や、日陰にはツララも下がっているけれど、それでも、陽射しの中に柔らかな温もりがそっと春を囁いている。

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冷たいはずの流れの中の小石は、ステンドグラスのように輝いて、さざ波が作った小さな泡が弾むこころで春を歌っているようで、

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わたしは、ほーっとため息を漏らす…春を待つこころが、陽射しや風にやわらかく溶けていくような気がした。
きっと、春の花が咲いているはずと、今日は、奥多摩を止めて、奥武蔵の山里へと向かった。
最初に出逢った花は、マンサクの花…春が来ると、まず、真っ先に咲き始めるから、「まず咲く」が、なまって、「マンサク」になったと聞いたことがある。
枝先に、黄色い花びらが、踊っているようでかわいい。

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隣に咲いていたのは、園芸種なのか紅い花色のマンサクだった。
そのワインレッドのシックな花色が、上品で美しかった。

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枝先に、ぽつん、ぽつんと、ちいさな明りを灯すように、可憐に咲いた冬桜…
淡い花色が白く空の青に浮かんでいるみたい。

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花の蕾が、かわいくて。

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わたしは、思わずくちづけしたくなる…春色のKiss…^^;

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路地に咲いた三色スミレは、北風にも負けない。健気に咲き競う。

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川辺の木々にも、何だか春の匂い…

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赤茶色になった杉の梢には、シラサギのカップルが、じーっと動かずにどこか遠くを眺めている。

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あっ、サギが飛んでいく…きっとさっきのカップルかなぁ?

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藪椿の並木道。なんて綺麗な紅だろう…情熱的で愛らしくて、とても好きな花だ。

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寄り添うように…

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蕾も、夢見ているようで…

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ああ、あなたを想う、わたしの胸の赤…

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紅梅の花が、綺麗に咲いていて、思わず足を止める。

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杉木立に囲まれた小さな谷筋に、ひそやかにザゼンソウが自生する場所がある。
渓流は、あまりにも澄み渡っているのに、誰も知らないような、そんな場所。

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秩父紅という、オレンジ色の福寿草の咲く森を訪れたけれど、まだ、どこにも芽吹いていなかった。
代わりに、枯葉の中から、そっと、そっと顔を出したザゼンソウを見つけた…
ああ、なんて、可愛らしいのかしら(^^♪

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もしかしたら、セツブンソウが咲いていないかと、訪ねた山の花道。
でも、まだ、早かったね…
大好きな武甲山を望みながら、坂道を登れば、まだ冷たい風の中に、蝋梅の花が優しい香りを織り込んでいく。

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小さな蕾、弾けそうだね…どうして、そんなにやさしく香るれるの?
こんなに、冷たい風の中なのに、あなたは春の匂いを静かに歌う。
やさしいね。陽射しと風と、春の匂いと…

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山の花道には、枯れ葉が敷き詰められて…

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さくさくと、ただ、さくさくと歩けば、梢にはシジュウカラやヤマガラや、コゲラたち…
この画像の中に、3羽のシジュウカラがいます。分かりますか?

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ホウの葉の、渋くて大人のノスタルジー
山道で、ホウのひと葉を見つけると、思わずカメラを向けてしまう。

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あなたが、好きだと言ったから…

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わたしも、好きになったの…セピア色のノスタルジー

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懐かしくて、暖かくて、ちょっぴり寂しい…

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渓谷に下りてゆけば、清らかな流れが、こころに染みてくる。

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奥多摩の渓谷とは、どこか違う…山里の川

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水面の上を流れる光、零れて…

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落ち葉を縁取る光の真珠…

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やっぱり、ちらちらと、薄い水玉模様の光を放つ…

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さざ波も、まろやかに春を歌い、

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小さな流れも、まろやかに春を謳う。

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やっぱり、水温む季節…この森に早春の花が咲き出す日も近いだろう。
アズマイチゲに、ニリンソウ、そして、春の妖精の様なセツブンソウ…

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枯れ野を行けば、暖かなキツネ色の野辺に陽射しが動く。

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枯れ花が、透明に輝いて、それはとてもやさしいベージュ色になる。

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草の実も、陽射しに透けて、からからと風に鳴りそう。

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やさしげなオレンジ色も、セピア色も、とても好きな色、だって、心和むから…

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鳥たちが、ゆっくりと枝に上がり、囀っていた。カシラダカとホオジロたちだった。

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枯れススキの穂が、白く、白く、波頭のように、輝いて波打っていた…

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その先の山道を辿り、思い出の頂に立てば、懐かしさに胸がいっぱいになった。
誰もいない峠を巡り、山を降りてゆけば、どこからともなく風花が、あたり一面を白く染めた。
それは、多分、過ぎ行く季節の後姿だったのかも知れない。
晩秋の風花よりも、微かに暖かくて、とっても儚かったから…

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2009.02.14 Sat l 山と森 l COM(4) TB(0) l top ▲
ひさかたの月夜を清み梅の花 こころ開けて我が想へる君   
                                    万葉集より

凛と澄み渡り、まだ寒々とした早春の夜空に、透き通るほど清らかで美しい月が昇っていた。
何処からともなく、微かな梅の香りが漂って、健気に春を待っているような気がした。
わたしも、こころを開いて、あなたへの想いをそっと謳おう。

そんな感じの歌でしょうか…

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山からの帰り道、木々の梢の向こうに、淡い月が浮かんでいました。
まだ、明るい夕空の中の月は白く浮かんで、薄氷(うすらい)のように溶けていってしまいそうでした。
美しいなと思ってカメラを向けました。

もし、ここにほんのりと香る白梅の花が咲いていたら素敵だろうと思います。
山の背に沈んだ夕日の淡い光がそっと差し、透ける花びらが柔らかく美しくて…
思いもよらないほど、はっきりとその香りを感じる事が出来てハッとするのではないかと思うのです。

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もしも、柔らかな夕暮れに、そこはかとなく、梅の香りが漂っていたら、
わたしが、あなたを思っているのだと、気づいてください…

梅の花って好きなんです。
春を真っ先に感じ取っているみたいな気がします…
雪の中で咲いている紅梅や、氷雨の中の白梅の花も、美しいです。

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夜も更けて空高く上った満月は、冴え冴えと澄み切った光を投げかけ辺りを照らします。
清らかで透明な光りは、森をそっと照らすでしょう。
山深く佇む、あのカツラの枝にも煌々と光が降り注ぐのでしょうか…
今日、見てきたばかりのカツラの巨樹に思いを馳せてぼんやりしている夜でした。

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2009.02.10 Tue l 日々の想い l COM(4) TB(0) l top ▲
日原の集落の入り口に一本の山桜の樹がある。
わたしには、この桜に思い出がある。
3年前の春のこと、山からの帰り道、この桜の側を通った。
仄かな暮れ色の慕情のなかで、満開の桜は、はらはらと音も無く薄紅色の花びらを散らしていた。
山の肩から差し込む夕日が、枝いっぱいに散りばめられた美しい花をステンドグラスのように浮かび上がらせていた。
あの透き通った花びらを透かせた夕日の色をわたしは忘れられずにいる。
はらはらと、谷間へと風に乗って散っていった花びらの行方を目で追いながら、涙が零れた春愁の宵…
いつも、この桜の側を通る時、あの想いが蘇る。

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舗装された道路の脇の狭い土地に深々と根を下ろし、谷底を俯瞰するように佇みながら、この村の暮らしを見守り、ここを通る人々を迎えているようだと、“歓待の桜”と名付けた人がいる。
奥多摩を愛し、日原を心から愛した人だから、その想いは一入だと思う。
わたしも最近、この場所を通る時、歓待の桜に迎えてもらっているような錯覚に陥る。
きっとその人の影響なのだと思うのだった。
今朝通りかかったら、歓待の桜は、その花芽をほんのりと桜色に膨らめていた。

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稲村岩も、どことなく、春めいて…

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尖った大岩が頂上に鎮座する、名前の無い頂も、春待ち顔で、朝陽を受ける。

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気が付けば、木々の冬芽は大きく膨らみ始めていた。
冬木立の枝先に、ひっそりと温もる穏やかな息吹が灯っている。

カエデの冬芽

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フサザクラの冬芽

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トチノキの冬芽

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ヤシャブシのこげ茶色のかわいい実が、日向ぼっこをするように、枝先に揺れている。
きっと、春の気配を運んできた風とおしゃべりしているのね。

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ホップのような実はシデの実、晩秋の名残りの実は、陽だまりの色。

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古いワサビ田の石組みが残る河原を流れてくる一筋の沢は、キラキラと輝いて光の川のようだ。

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川床の小石を光の網が照らす。

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水に沈んだ落ち葉たちも、揺ら揺らと陽炎の中…
わたしは、そっと指先を浸してみた。
それはもう、真冬の冷たさではなかった。水温む、春。

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巨樹の影も、わたしの影も、温もっているみたい。

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そして、森の中にひっそりと佇む巨樹も、光の輪に包まれていた。

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夕日の中にシルエットを浮かび上がらせて佇む巨樹も

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夕日を受けてその枝先をいっせいに輝かせた巨木も

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山間に、夕日が落ちて、霞みゆく夕空が、いくつもの柔らかなグラデーションを織り成した。
その色合いに春の気配を感じながら、わたしたちは、山を降りて行った。

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2009.02.09 Mon l 山と森 l COM(2) TB(0) l top ▲
雪の中のモミの樹
集落の中のバス道路沿いにある樹なので、誰にでも出会えるモミの樹だ。
この日は、前日に降った雪を纏って、とても美しい姿だった。

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林道沿いのシオジの樹
日原川を望むように、体を傾けて、両腕を空へと伸ばすように大きく枝を広げている。
かなり、傷ついた姿に思え、痛々しくなる…がんばってるね。

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雪の林道を行く。

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雪の谷に佇むカツラ
川岸に、佇むカツラは美しい。深々と降り積もる白い雪は、カツラの幹や枝や根を隠すように積もって、雪の谷にその巨体を沈めてしまいそうだね。

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電信柱も雪の中。

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谷側の、この樹も結構太いんじゃないかな?

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花トチノキと名づけたトチノキ
冬木立ちになって、初めてその姿が、こんなにも美しいと知った・・・

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雪降りのモミの樹
まっすぐな立ち姿が美しい。
その枝から、積もった雪がサラサラと零れて、まるで光の砂のよう。

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名栗沢のトチノキ
青空に美しく映えて、堂々と天に向かって聳え立つ。
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その上の斜面にも、大きそうな樹がある。今度、あの樹の所までいってみたい。

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真っ白な樹

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鍛冶小屋窪のトチノキ
こちらも、威風堂々と佇む銘木だ。その枝振りの美しさは際立っていると思う。

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側の斜面にも大きそうな樹。あの樹も今度(*^_^*)

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さらに奥へと林道をあがる。
長沢谷へと降りていく登山道を上から眺める。

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雲取山

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長沢谷のカツラを俯瞰する。
こんなにも背が高かった事に改めて感動した。下から見上げていた時は、どっしりとしたヒコバエの繁りと逞しい根を眺めていたのだと思う。

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長沢谷のミズナラを一心に探した。なかなか見つけられなかったけれど、多分この樹だと思う。
やはり下から見上げているのとは随分イメージが異なるものだと思う。
双眼鏡で見たけれど、上の幹はだいぶ痛んでいた。
昨年折れてしまった、谷川に張り出した太い幹が、根元に横たわっていた。

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反対側の崖の上はと見ると、やっぱり大きそうな樹がある。ブナだと思った。
登ってみようとしたが足場が悪いので、途中で止めたけれど、いつか登ってみたい。

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ここが、日原林道終点の地。

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2009.02.06 Fri l 山と森 l COM(6) TB(0) l top ▲
最近、写真を撮りすぎていて、なかなか整理ができません。
ブログのアップも滞り、やっと1月半ばに歩いた川乗谷の日記です~(^_^;)

そろそろ、川乗谷の百尋の滝も、だいぶ凍ったのではないかと思い、出かけることにした。
渓谷沿いの道が多いので、凍り付いている事も考えてアイゼンも持参した。
登山口の細倉橋に差し掛かると早速雪道が始まった。

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ツルウメモドキの紅い実は、みんな鳥たちの餌になったみたい。

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シジュウカラやヤマガラ、コガラ、エナガの群れがやってきて、雪の上や萱の中におりて忙しそうに動きまわってかわいい!双眼鏡で眺めては、思わず笑みが零れた。

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結構、大きな樹があるなぁ…やっぱり、樹に目が行ってしまう(^_^;)

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最初の小さな滝が現れる。川乗谷は、百尋の滝に着くまでに、いくつかの小滝を眺めながらの渓谷美が楽しめる。夏に歩いても秋に歩いても楽しめる道だ。ことにスミレの頃は…(*^_^*)(*^_^*)

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この樹もなかなか立派な樹だと思うけど、何の樹だろう?クリかな?やっぱりミズナラ?

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河原は薄っすらと雪景色。綺麗!

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流れの端が凍り始めている。

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河原にはあちこちに氷の造形があって、この河原だけで半日遊べそうだったけれど、先に進まなくちゃ、日が暮れてしまう。

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主幹がすっかり朽ちてしまったカツラの樹、でも、ヒコバエの幹が元気に生きている。これから何百年も巨樹になるまで逞しく生き抜いて欲しい。

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緩やかに流れる川面に雪の斜面が白く映って、美しいなぁと思って撮ったけれど、上手く写せなかった。

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山から染み出た湧き水が凍ってツララになっている。

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長滝。一枚の大きな岩を、長い年月をかけて侵食し出来た滝なのだろう。
なだらかな岩肌を真っ直ぐに流れ落ちる水と、その岩の模様が特徴があると思う。

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岩の上を流れる水がそのまま凍り付いてしまった。

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落ち葉を閉じ込めた薄氷。

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渓谷の脇の登山道には、太くて大きな氷柱が発達中。

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苔に囲まれた洞窟のような場所では、鍾乳石のような氷。

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岩から滴り落ちる水滴が徐々に凍って、氷柱になる。

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こんなかわいい氷柱も…透明な氷の表面には凍った段階を示すような幾つもの筋の模様が刻まれている。

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渓谷を渡り返す、小さな木橋。その下には小さな滝とおびただしいツララ。

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流れに出来た飛沫氷。

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わあ!すごい!思わず声を上げてしまった、氷の殿堂。
何だか、氷の教会のような気がした。

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水際の造形が、とても不思議。
木琴のように、バチでたたいたら、綺麗な音色が、零れてきそう。

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清らかな水に沈む落ち葉と、美しい氷の影と…。
しーんと静かで、微かな水滴の音が、響き渡るような空間に、厳かに賛美歌が流れているようなそんな錯覚に陥った。

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薄く、細い、滝…。ありきたりだけれど白糸の滝と呼びたいような…。

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白い雪の世界に、深い碧と、深い紫の流れがあった。
写真には上手く写らなかったけれど、碧と紫の流れて、凄く素敵だった。

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しばらく渓谷を離れ、山道を辿る。アイゼンのお陰で滑らずにしっかりと、凍った雪道を踏みしめて登れるのがありがたかった。持ってきて正解だった。

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再び、渓流を渡り返す。

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水場の水は、とっても冷たくて凄く美味しかった。

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仲良しの樹を見つけた。ラブラブで、抱き合ったままずーっと一緒に生きているんだね!
しわわせそう♪

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後姿だって、超ラブラブ♪

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行く手に、覆いかぶさるように荒々しい崖が見えてきた。

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木々の枝越しに、百尋の滝の姿が見えてきた。

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急な階段を降りて、ついに百尋の滝の全容が目の前に現れた。やったネ!♪
昨年は、向かいの林道から双眼鏡で眺めた百尋の滝だったけれど、今年は冬場の滝まで来れた事に、とっても満足なわたしだった。

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まだ、滝の周りが少し凍り始めただけだけれど、わたしにとっては十分過ぎるほどの美しさだと思えた。

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少し青みを帯びて、純白に凍りついた飛沫氷。そこに、降りかかる水の流れ。
霧の様に散る姿がなんとも美しかった。

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滝も美しいけれど、その下の流れが、美しすぎてわたしは、夢中になっていた。

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薄く張った氷の下を、流れる水が、ちろちろと淡い光を放っている。

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氷の割れ目から、流れが覗く。

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流木も氷の上に。

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枯れ葉と枯れ花。

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累々と岩が転がる川床に、ふんわりと雪が積もって…

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さぁ、来た道を戻ろう。わたしの力量ではここまでだと思う。
わたしは、もう一度滝を見上げてから、帰路に付いた。

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同じ道を帰るのに、行きとは違った光景が目に入る。
青い淀みに落ちる小さな滝を俯瞰したり。

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木立の影が映りこむ、渓谷を見下ろしたり。

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薄日が差す、山道を黙って登りあげて行く。

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行く時に見たよりも、なお、澄み渡る静かなる氷の川は、日暮れと共に、だんだんと氷ついてゆくのだろう。

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ノリウツギの枯れ花に、やっぱり立ち止まってしまう。

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そして、ふと見上げると、小枝に、ふんわりと風に揺れる羽根があった。

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本当に薄くて繊細で
神様がきっと創ったんだって思った。


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雪と氷の世界で
信じられないくらい温かくて柔らかな存在なんだもの…

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わたしは、その羽根を手にとって、そっと頬に触れてみた。
やわらかくって、あたたかかった。
この羽根が生きていた頃の記憶が、きっと、その中に残っているような気がしてハッとした。
後で、お友達のサイトで、ヤマドリの羽だろうと教えていただいた。
どこを、どのようにして、この羽根はここにやってきたんだろう?
そんな事を、漠然と思ったりしたのだった。

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そうして、細倉橋に帰りつくと、また、シジュウカラたちが、迎えてくれた。
そして、ジョウビタキが、何度もわたしの周りを飛びながらしばらく一緒に歩いてくれたのだった。

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林道を歩きながら気付いた対岸の大きな樹。あの樹はケヤキだろうか?
きっと、巨樹に違いない。いつか、調べて見たいものだと思いつつ、今日の山旅を終えたのだった。
わたしのザックには、あの柔らかな鳥の羽が、今日の記念にそっとしまわれていた。

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2009.02.04 Wed l 山と森 l COM(6) TB(0) l top ▲