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先週の金曜日から、山梨にいる長女の具合が良くないという。
風邪をこじらせたらしく、熱が下がらず、喉もひどく痛い、体がだるくて全く食欲がない。
土日で、手伝いに行こうかと思ったが、『大丈夫、寝てれば治ると思うから…』と言う。
近ければ、ちょっと行って看てあげることも出来るが、遠いので大げさになってしまうのかなと思い遠慮した。

でも、一向に良くならず、心配になり、火曜日の夜に、娘の夫に、「実家に連れて帰って少し良くなるまで、面倒を看たいんだけれど、どうかしら?」と、提案した。
彼も『判りました。お願いします。』と言う返事だった。
水曜日に会社を休んで、アイリスの運転で迎えに行こうと思っていたら、仕事の調整をして、朝、彼が娘を送ってきた。

早速、娘が幼い頃からかかり付けだった医院に連れて行った。
『咽頭炎です、ほうっておいたら治りませんよ。しっかり薬を飲んでうがいを良くして、温かい飲み物をたくさん取ってください。』と、アドバイスしていただいたそうだ。

飲み物も喉を通らないと言う娘に、りんごを摩り下ろしてあげた。
わたしが風邪を引いた時、母がいつもそうしてくれたように、わたしもまた、子どもたちが風邪を引くとそうしてあげていた。
娘は、『おいしい~♪子どもの頃、おかあさんに看病してもらったのを思い出すわ…』と言って、残さず食べたのだった。
アイリスは、『そりゃそうでしょう。おかあさんの摩り下ろしりんごは、最高においしいもの!わたしも風邪の時に、作ってもらうのがすごく好きだったわ。』なんて言っている。
お昼には、だいぶ元気が出てきた。娘は、『不思議、実家に帰ってきたら何だかお腹が空いてきたわ。久しぶりに、ラーメンが食べたい。』と言い出した。
「え~?大丈夫なの?でも、“風邪は、食いしん坊だからね。食べたいものを食べれば良くなるよ”って、おばあちゃんが言ってたわ。気分が良いなら、ラーメン屋さんに行こうか?」
と言う事で、アイリスの運転で、ラーメン屋さんへ。
長女は、『喉が痛いけど、でも、すごく美味しい~♪』と言って、ラーメンと餃子をペロリと平らげた。
家に帰ってきて、布団を引いてあげ寝かせると、『実家って、いいね…」と言う。
氷枕やシップで冷やしてあげると、すぐにスヤスヤと眠りだした。
『おねえちゃん、かわいそうに、よっぽど疲れているのね…』と、アイリスがぽつりと言った。
『わたし、お姉ちゃんの好きなケーキを買ってきてあげる。』そう言って、アイリスは、また、出かけていった。

夕飯には、鍋物がいいかなと思い、海鮮寄せ鍋にした。最後の仕上げは雑炊にした。
娘は、『おいしい、やっぱりおかあさんの味だわ!この雑炊、食べたかったぁ~』なんて言っている。
久しぶりの家族が揃った団欒だった。
リンパ線が腫れていて痛々しい姿だったけれど、長女はだいぶ元気を取り戻していた。
ぐっすりと眠っている寝顔を見ていたら、小さな頃の面影が浮かんだ。

娘が寝た後、外に出たら、久しぶりに、星が瞬く晩だった。どこからか、金木犀の香りが流れてきた。
ああ、もう、金木犀が咲く季節になったのだと思った。
金木犀の香りには、今は亡き母の思い出がある。
だから、秋になって、初めてその香りに気が付いた時は、いつも胸がキュンとなるのだけれど、今夜は特に、母がすぐ傍で見つめていてくれるような気がした。
わたしが、嫁いで、風邪で寝込むと、良く母が看病に来てくれた。ありがたかったなぁと思う…。

母から、娘へ、そして娘から、その娘へ…親の想いって伝わっていくのだと思った。

今日は、午後から娘を、山梨に送っていく。

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2008.10.04 Sat l 未分類 l COM(8) TB(0) l top ▲

コメント

娘さん大事にならなくてよかった
sizukuさん 今日は。
娘さも、お母さんの有難さを実感しているでしょう。家族って良いですね。
アイリスさんも奮闘していましたね。
全快を祈っています。
2008.10.04 Sat l ジーク. URL l 編集
お母さんが一番の薬
 母の温もりが何よりの薬になったのですね。だった、「手当て」って、言うでしょ。

 私も、かつて二ヶ月もの間、ただ、涙して布団に横たわっている時、母は、家事とバスケのことをしてくれました。ふかふかのお布団に温かいスープ。当時は、それを感じただけで涙が溢れてました。今、息子たちの送り迎えを出来るのは、そういう母の姿を見てたからですかね・・・
 二人の娘さんは、Sizukuさんの優しさが伝わり優しい女性になるでしょう。

 それにしても、ご長女さまは、相当疲れてるのですね。私は、かかりつけ医に「咽頭炎と咳はストレスもあるんだよ。」と、言われ・・・実家に戻った事がありました。

 ご快癒祈ってます。
2008.10.04 Sat l びるげ. URL l 編集
コスモス
母親とその娘たちとの姿を、こすもすの花が見事に表現しているような錯覚に陥りました。

このお写真、ひらがなの文字のほうがマッチしていると思いましたので、あえて「こすもす」にしました。

SIZUKUさんの感性があらわれている1枚ですね。

ウチの娘は、今ごろお台場から新宿経由で相模原へ戻っているようです。
2008.10.04 Sat l エジちゃん. URL l 編集
お家に帰られて身も心も休まったことでしょう。
sizukuさんの優しさがネットを通してこちらにも
染みてきました。^^
キンモクセイ、こちらもそろそろいい香りです。
お大事に…。
2008.10.05 Sun l Shu. URL l 編集
ジークさんへ
ご心配ありがとうございます。
少し、リンパ腺の腫れは残っているものの、すっかり回復して、昨日は元気になりました。
いろいろ買い物をして、午後から山梨に送っていきましたが、青梅を離れる時は、寂しくなってしまったようでした。
やはり、実家は良いものなのでしょうね。
そして、今回も妹のありがたさも実感したみたいです。女の子の姉妹は、いいものですね。
2008.10.05 Sun l sizuku. URL l 編集
びるげさんへ
びるげさん、ご心配ありがとうございます。
やはり、実家に戻ってきたらどんどん良くなりました。
子どもたちの安らげる場所になれるよう、親はいるのでしょうね。
びるげさんもお母様との忘れられない思い出があるのですね。
母は偉大ですね。わたしもそんな母になりたいです。
2008.10.05 Sun l sizuku. URL l 編集
エジちゃんへ
エジちゃん、こんばんわm(__)m
こすもす…って、たおやかで優しくて、でも、しっかりと根付く力強さもありますね。
秋の野辺で、この花を見かけると、決まってカメラを向けています。
この写真、わたしも何となく気に入っている1枚ですので、共感していただけて嬉しいです。
エジちゃんのお嬢さんも、一人暮らしで頑張っていらっしゃいますね。
親としては、いつまでも心配ではありますけれど、子どもたちは自立していくのですね。
2008.10.05 Sun l sizuku. URL l 編集
shuさんへ
Shuさん、ご心配お掛けしてすみませんm(__)m
娘は、家に帰ってきてからどんどん良くなりました。
やはり看病してもらえて、食事や家事の世話をしてもらえれば元気になれるのだと思います。
妹と仲睦まじくおしゃべりしている姿を見るにつけ、もう少しゆっくりさせてあげたいと言う思いもありましたが、仕事もあるのでそうも行かずですよね。
送り届けて、わたしたちが帰る時、長女はいつまでも外に立って見送っていました。
後ろ髪惹かれる思いで、見えなくなるまで何度も手を振ってしまいました。
アイリスも、最後の角で車を止め、窓から顔を出して、「おねえちゃん、バイバイ!また、遊びにおいでね。迎えに来るから!」と、大きな声で言ってました。
2008.10.05 Sun l sizuku. URL l 編集

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